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DVDとは

【DVDとは?】

  • 概要
  • DVD(デジタルバーサタイルディスク)とは、デジタルデータの記録媒体である光ディスクの一種。0.6mm厚、直径12cmのポリカーボネート製の円板を2枚、張り合わせたもの。媒体の形状や、記録・読取方式はCDとほぼ同じだが、記録容量がはるかに大きい(約6倍)ため、CDでは不可能だった長時間映像の記録ができることが特長である。従来のビデオテープ(VHSなど)と並び、映像記録の主要メディアに位置づけられており、映画やドキュメンタリー、ドラマなどさまざまな映像ソフトが市販されている。 また、民生用カムコーダやノンリニア編集対応パソコンなどの普及に伴い、自主編集した映像を DVD に保存する人も増えてきている。DVDの規格には、ディスクの物理構造による違いとデータの書き込み方の形式(論理フォーマット)による違いがある。さらにビデオ用途ではアプリケーションフォーマットによる違いもあり、それぞれの組み合わせでさらに多くの種類が存在する。
  • 種類
  • DVD-ROM
    DVDにコンピュータ用の読み取りファイルを記録したもの。
  • DVD-RAM
    Digital Versatile Disk Random Access Memoryの通称。読み書き可能なフォーマット。
  • DVD-R
    ライトワンス型の記録型DVDフォーマットである。
  • DVD+R
    ライトワンス型の記録型DVDフォーマットで、正式名称はplus R(プラス アール)。
  • DVD-R DL
    DVD-Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。
  • DVD+R DL
    DVD+Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。
  • DVD-RW
    DVD ReWritable Discの通称。
  • DVD+RW
    繰り返し記録型。正式名称はplus RW。
  • DVD-Video
    DVDに複数の映像、音声、字幕を記録するフォーマット。
  • DVD-VR
    DVD Video Recording Format。
  • DVD+VR
    DVD+RW Video Recording Format。
  • DVD-AR
    DVD Audio Recording Format。
  • DVDオーディオ
    著作権保護など複製されにくい特徴を備えた「次世代CD」
DVDROM

【DVD-ROMとは】

  • 概要
  • DVDにコンピュータ用の読み取りファイルを記録したもの。論理フォーマットはUDF Ver.1.02る。パソコンやゲーム機データ配布用媒体として定着しており、ゲーム機としてはプレイステーション2、Xbox、Xbox 360がソフト用の媒体に採用しておりパソコンではアップルコンピュータのMac OS Xが媒体に採用しMicrosoft Windows 98 Second Edition以降のMicrosoft Windowsがサポートしている。 市販のDVDビデオソフトは、このDVD-ROMの物理フォーマットのディスクに映像データがDVD-Videoのアプリケーションフォーマットで記録されたもの。 ゲームやDVDビデオソフトなども含めたDVD-ROMはあくまで読み取り専用であり、書き込み型としては機能しない。したがって、他の書き込み型DVDやレンタルも含む市販ビデオテープソフトなどのように、その作成時には記録媒体にデータを直接記録して作成されているわけではない。データ記録面に読み取り用のピットを形成したマスター原盤(スタンパー)を作成後、それを元にしたプレスと張り合わせの工程による物理的な工法によって量産されている。そのため、書き込み型DVDに比べてはるかに経年化学変化の影響は受けにくい。
追記型

【追記型ディスク】

  • DVD-R
  • ライトワンス型の記録型DVDフォーマット。DVD-Rで記録されたディスクは、一般的なDVD-VideoやDVD-ROMドライブで再生出来る可能性が最も高い。
  • 一般にDVD-Rは互換性が高いと言われているが、かなり古い初期のDVDプレーヤーだと再生できない場合が多い。この原因は「機器とメディアの相性」や「データを読み取る反射率の相違」による問題もあるが、ディスクへの書き込み方式を工夫することで「再生できない問題」を回避することができる可能性も高い。初期のDVDプレーヤーでは正しくTOCを読み込めないため「再生できない問題」が発生することもあるが、初期のDVDプレーヤーでも再生できるようにディスクアットワンスの書き込み方式でディスクをファイナライズする手法を試してみると良い。
  • データの記録は、ディスクの基板上に連続した線上に存在するランドに挟まれたグルーブに強いレーザー光を当てることでピットを焼付け形成することで行なわれる。ピットを形成する皮膜の記録材料には有機色素材料を使用しておりレーザー光照射による色素の分解という化学変化を利用しているため、素材コストの関係で比較的に価格を安価にできる一方で、一度しかその場所にはデータを書き込めない。
  • 当初のVersion1.0規格では3.95GBだったが、Version2.0規格で4.7GBに容量を増加した。またVersion2.0規格では業務用の「DVD-R for Authoring」と一般向けの「DVD-R for General」の2つに規格が分かれており、一般向けの「for General」にはコピー防止機能が組み込まれている。
  • 日本国内でもっとも普及している規格である。
  • パーソナルコンピュータ用としてはDVD-RAM/RやDVD-RW/Rといった両対応ドライブが登場しCD-Rに代わるものとして広く普及している。
  • 家庭用DVDレコーダーにおいてもパナソニックとソニー以外の企業はDVD-R/-RWドライブを採用している。
  • DVD+R
  • ライトワンス型の記録型DVDフォーマットで、正式名称はplus R。DVD+Rで記録されたディスクは一般的なDVD-VideoやDVD-ROMドライブで再生が可能とされるが、実際にはメディアIDがDVD+Rであるため再生できないケースもまれにある。
  • 記録面材料は、DVD-Rと同様に有機色素系材料。
  • 当初DVD+RWアライアンス陣営は、書き換え型のみを想定してDVD+RW規格を策定したが、既存のDVDプレイヤーでの再生互換性が想定より低いことがわかり、その対策としてDVD+R規格を追加する形になった。この際、初期のDVD+RW専用ドライブはファームウェアの更新によりDVD+Rにも対応できるとされたが、結局ハードウェアの問題で棚上げとなり、一部のユーザーに混乱を招いた。
  • DVD-Rがたとえ1バイトのデータを記録する際でもダミーデータを上乗せして1.1GBにしてしまうのに対し、DVD+Rではダミーデータの上乗せを行わないこと、高速化が容易なこと、メディアIDがDVD-ROMと同じものに変更可能であるため互換性が向上することなど、利便性という点でDVD-Rを上回っていた。そのため海外では圧倒的なシェアを誇る。反面、DVDフォーラムによって策定されたわけではないこと、再生時に振動の影響を受けやすいこと、ディスク品質にシビアにならなければならないこと、デジタル放送で採用されているCPRMに対応できていないこと、書き込み速度がDVD-Rに追いつかれたといった理由から日本国内ではDVD-Rの販売シェアの後塵を拝している。
  • DVD-R DL
  • DVD-R DL(Dual Layer)はDVD-Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。初期は+DLに比べて記録速度が遅くシェアも低かったが、現在では速度では+DLに並びほとんどのドライブで対応している。
  • DVD+R DL
  • DVD+R DL(Double Layer)はDVD+Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。DVD-R DLよりも先行して一般市場に出回った。ディスクのメディアIDをROM化することによりDVDプレーヤーでの再生互換性が一般的には高まることが知られている。
繰り返し記録型

【繰り返し記録型ディスク】

  • DVD-RW
  • DVD-RWはパイオニアが開発したDVD ReWritable Discの通称。
  • データの記録は、基本的にはDVD-Rと同じ方式。ただし、記録マークを形成する皮膜の記録材料にはDVD-Rのような有機色素材料ではなくアモルファス金属材料を使用しており、色素材料のように光による化学変化で分解するわけではなく、レーザー光照射による加熱でのアモルファス金属の結晶化・非結晶化を利用している。結晶化した場所に再びレーザーを当てて結晶状態を溶かして急激に冷やすことで非結晶化が可能であり、データの消去や再利用が可能となっている。又、DVD-Rに比べてデータ記録後の光による経年変化の影響を受けにくいのもこの使用材料の違いによるもの。この方式でデータが書き込まれた場合、読み取り時のレーザー光の反射率がDVD-ROMやDVD-Rに比べて若干弱いという弱点があり、ドライブによってはDVD-Rに比べて再生互換性が若干劣るのはその理由による。
  • 記録型DVDとして最初に登場したDVD-RAMはDVD-VideoやDVD-ROMとのフォーマットの互換性が低かったため、DVD-RWは互換性を重視、主に動画の記録編集用として開発された。そのため、DVD-RWで記録されたディスクは再生専用のDVD-ROMドライブでも読み出すことが可能であることが多い。
  • 容量は片面で4.7GB。書き換え可能回数は1,000回以上で、10万回以上書き換え可能なDVD-RAMと比べるとこの点は劣るが、一般的な使用では問題ない。他の書き込み型DVDとの違いは、ビデオ用途で使用する場合、買ってそのままではデータの書き込みができないことである。VideoモードとVRモード両方で使えるメリットがある一方でフォーマット形式が異なるため、どちらで使用するかを選択してフォーマットすることが避けられない。
  • 再生機との互換性を確保するためファイナライズ処理が可能で、ファイナライズを解除し再び追記することも基本的には可能である。
  • DVD-RAM
  • Digital Versatile Disk Random Access Memoryの通称。読み書き可能なフォーマットであり、PD規格を提案したことがあるパナソニックが中心となって開発された。内部でさらに細かい仕様の分類がある。
  • 両面メディア(5.2/9.4GB)も存在する。
  • 当初はデータ用として普及したが後にビデオ録画用にも普及した。民生機では書き込みの高速性を利用して録画を行いながら別番組を再生することなども可能。また、録画したDVD-RAMを別の機器で再生させる場合にファイナライズ処理が不要である。データの記録に優れたメディアといえる。
  • デメリットは前述の構造上の特徴からDVD-Videoとの互換性が無に等しい点で、DVD再生専用プレイヤーやDVD再生対応ゲーム機などで対応機種が少ない点である。また、ドライブによってはカートリッジ付メディアの挿入が出来ないものが多い。現在、カートリッジ型対応のドライブを生産しているのはパナソニックほか少数である。ただし後年は読み取りドライブのマルチ化が進んでおり、未対応ドライブを除き実用上の互換性は大きな問題にはならなくなりつつある。